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国際数学オリンピック · 2011年

問題

  1. 第1問四つの相異なる正の整数からなる任意の集合 A={a1,a2,a3,a4}A=\{a_1,a_2,a_3,a_4\} に対し、和 a1+a2+a3+a4a_1+a_2+a_3+a_4 を sAs_A と表す。1≤i<j≤41\le i<j\le4 を満たす組 (i,j)(i,j) のうち ai+aja_i+a_j が sAs_A を割り切るものの個数を nAn_A とする。nAn_A の取り得る最大値を達成する、四つの相異なる正の整数からなる集合 AA をすべて求めよ。解答: 1
  2. 第2問平面上の少なくとも2点からなる有限集合 SS を考え、SS のどの3点も同一直線上にないとする。風車とは、ただ一点 P∈SP\in S を通る直線から始まる過程である。直線は軸 PP を中心に時計回りに回転し、SS に属する他の点に初めて出会うまで回転を続ける。この点 QQ が新しい軸となり、直線は今度は QQ を中心に時計回りに回転し、次に SS の点に出会うまで続く。この過程は永遠に続く。SS の中から点 PP と、PP を通る直線をうまく選べば、得られる風車が SS のすべての点を無限回軸として使うことを示せ。解答: 1
  3. 第3問実数全体の集合上で定義された実数値関数 f:R→Rf:\mathbb{R}\to\mathbb{R} が、任意の実数 xx と yy に対して f(x+y)≤yf(x)+f(f(x))f(x+y)\le yf(x)+f(f(x)) を満たすとする。x≤0x\le0 のとき常に f(x)=0f(x)=0 となることを証明せよ。解答: 1
  4. 第4問n>0n>0 を整数とする。天秤と、重さが 20,21,…,2n−12^0,2^1,\dots,2^{n-1} である nn 個のおもりが与えられている。nn 個のおもりを一つずつ天秤に載せていくとき、右の皿が左の皿より重くなることが決してないようにしたい。各段階で、まだ載せていないおもりを一つ選び、左の皿か右の皿のいずれかに載せる操作を、すべてのおもりを載せ終わるまで続ける。このような載せ方の総数を求めよ。解答: 1
  5. 第5問ff を整数全体の集合から正の整数全体の集合への関数とする。任意の二つの整数 mm と nn に対し、差 f(m)−f(n)f(m)-f(n) が f(m−n)f(m-n) で割り切れると仮定する。f(m)≤f(n)f(m)\le f(n) を満たすすべての整数 mm と nn に対して、f(n)f(n) が f(m)f(m) で割り切れることを証明せよ。解答: 1
  6. 第6問ABCABC を外接円 Γ\Gamma をもつ鋭角三角形とする。ℓ\ell を Γ\Gamma の接線とし、ℓa\ell_a, ℓb\ell_b, ℓc\ell_c をそれぞれ ℓ\ell を直線 BCBC, CACA, ABAB に関して反射して得られる直線とする。直線 ℓa,ℓb,ℓc\ell_a,\ell_b,\ell_c が定める三角形の外接円が円 Γ\Gamma に接することを示せ。解答: 1