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未解決問題、算術と数論、1876年に提起

ブロカールの問題

未解決

ディオファントス方程式 n!+1=m2n! + 1 = m^2 は、(4,5)(4, 5)、(5,11)(5, 11)、(7,71)(7, 71) 以外に整数解 (n,m)(n, m) を持つか。

研究の最前線 2026年時点

2026年現在、ブロカールの問題は未解決であり、n!+1=m2n! + 1 = m^2 の解の個数が有限であるかどうかさえ無条件には知られていない。abcabc 予想を仮定すれば、根基 rad(n!(m−1)(m+1))\mathrm{rad}(n!(m-1)(m+1)) が高々 m∏p≤np≈me(1+o(1))nm \prod_{p \le n} p \approx m e^{(1+o(1))n} であり m2=n!+1≈(n/e)nm^2 = n! + 1 \approx (n/e)^n よりはるかに小さいため、オーヴァーホルトの1993年の議論により nn は直ちに上から抑えられる。計算面では、平方剰余篩によって 7<n≤10157 < n \le 10^{15} の範囲に解が存在しないことが確認されており、(4,5)(4,5)、(5,11)(5,11)、(7,71)(7,71) が唯一のブラウン数であることはほぼ確実視されている。

既知の最良の結果

  • オーヴァーホルト(1993年):abcabc 予想を仮定すると、方程式 n!+1=m2n! + 1 = m^2 は有限個の整数解しか持たない。
  • バーントとゴールウェイ(2000年)およびその後の計算:7<n≤10157 < n \le 10^{15} の範囲には解が存在しない。

使われた手法と限界

手法達成したこと限界
abcabc 予想を用いた根基の評価(オーヴァーホルト–ドンブロフスキ–ルカ)n!n! が多数の素数べきで割り切れる性質を利用して、n!+1=m2n! + 1 = m^2 や n!=P(x)n! = P(x) の解の条件付き有限性を証明する未解決の abcabc 予想に依存しており、pp 進対数の一次形式から得られる無条件の評価は n!n! の増大に追いつくには弱すぎる
平方剰余を用いたモジュラー篩補助素数 p>np > n に対して −1≡n!(modp)-1 \equiv n! \pmod{p} などの平方剰余判定を行い、7<n≤10157 < n \le 10^{15} を排除するnn の有限範囲しか検証できず、すべての整数にわたって解を排除することはできない

未解決の問い

  • n!+1=m2n! + 1 = m^2 の解が有限個しか存在しないことを無条件に証明できるか。
  • (4,5)(4, 5)、(5,11)(5, 11)、(7,71)(7, 71) は唯一のブラウン数であるか。

参考文献

  1. Marius Overholt (1993). The factorial equation n! + 1 = m^2 · DOI:10.1112/blms/25.2.104
  2. Andrzej Dąbrowski (1996). On the Diophantine equation x! + A = y^2
  3. Bruce C. Berndt, William F. Galway (2000). On the Brocard–Ramanujan Diophantine equation n! + 1 = m^2 · DOI:10.1023/A:1009873805276