未解決問題、組合せ論と離散数学、1930年に提起
ラムゼー数 R(5,5) の値
未解決
対角ラムゼー数 の正確な値を決定せよ。すなわち、完全グラフ の辺の任意の -彩色が単色の を含む(同値な言い換えとして、 頂点の任意の単純グラフがサイズ のクリークまたはサイズ の独立集合を含む)ような最小の正の整数 を求めよ。
2026年現在、最良の評価は である。下界の は既知の 個の -グラフ( 個のグラフとその補グラフの対)から得られており、大規模なヒューリスティック探索でも -グラフが一つも見つかっていないことから、マッケイとラジショフスキは と予想している。上界の はアンゲルトヴェイトとマッケイ(2024年プレプリント)によるもので、辺・三角形・4頂点部分グラフの密度に関する線形計画法と -部分グラフの大規模並列拡張を組み合わせている。
既知の最良の結果
- 正確な値は を満たす(下界は1989年のエクソー、上界は2024年のアンゲルトヴェイトとマッケイのプレプリントによる)。
- 同型でない -グラフはちょうど 個存在し、それらの近傍貼り合わせ条件が に対する仮想的な -グラフを強く制約する。
使われた手法と限界
| 手法 | 達成したこと | 限界 |
|---|---|---|
| 部分グラフ密度の線形計画法と近傍拡張(マッケイ・ラジショフスキ、アンゲルトヴェイト・マッケイ) | -グラフの任意の頂点の隣接集合と非隣接集合がそれぞれ -グラフと -グラフでなければならないことを用いて、 を排除した。 | が に近づくと頂点次数 が の範囲に入り、-グラフの同型類の総数が数兆個規模へと爆発する。 |
未解決の問い
- マッケイとラジショフスキが予想した通り であるか。
- 既知の 個の -グラフは、単色の を避ける極値的な 頂点グラフのすべてを尽くしているか。
参考文献
- Geoffrey Exoo (1989). A lower bound for r(5, 5) · DOI:10.1002/jgt.3190130113
- Brendan D. McKay, Stanisław P. Radziszowski (1997). Subgraph counting identities and Ramsey numbers · DOI:10.1006/jctb.1996.1741
- Vigleik Angeltveit, Brendan D. McKay (2024). R(5,5) <= 46 · arXiv:2409.15709 [プレプリント・未査読]