定理証明済み
中国剰余定理(存在と一意性)
内容
m1,…,mkが対ごとに互いに素(gcd(mi,mj)=1(i=j))ならば、任意の整数a1,…,akに対して連立系x≡ai(modmi)(1≤i≤k)は解xを持ち、任意の2つの解はM=m1⋯mkを法として合同である。
なぜ正しいのか?
法が共通の素因数を持たないため、法m1でa1余るという条件と法m2でa2余るという条件は完全に独立した制約である——点のx座標とy座標を別々に指定するようなものである。ベズーの等式は、ある1つの法で1になり他のすべての法で0になる「基底ベクトル」を与えてくれるため、解を線形結合として直接構成できる。
証明の概略
まず2つの法の場合(k=2)を証明し、帰納法で拡張する。gcd(m1,m2)=1より、ベズーの等式からm1u+m2v=1を満たす整数u,vが得られる。x0=a1m2v+a2m1uとおく。
法m1で確認する:m1u+m2v=1よりm2v=1−m1u≡1(modm1)であり、一方m1u≡0(modm1)なので、x0≡a1⋅1+a2⋅0=a1(modm1)。
対称的に、法m2では:m1u=1−m2v≡1(modm2)かつm2v≡0(modm2)なので、x0≡a1⋅0+a2⋅1=a2(modm2)。これでk=2での存在が証明された。
k=2での一意性:xとx′がともに連立系を解くなら、x−x′≡0(modm1)かつx−x′≡0(modm2)、すなわちm1とm2はともにd=x−x′を割り切る。ベズーの式m1u+m2v=1にdを掛けると:d=dm1u+dm2v。m2∣dなので第1項dm1uはm1m2の倍数であり、m1∣dなので第2項dm2vもm1m2の倍数である。よってm1m2∣d、すなわちx≡x′(modm1m2)である。
一般のk>2については帰納法による:最初の2つの合同式は(k=2の場合により)m1m2を法とする単一の合同式と同値である;m3はm1ともm2とも互いに素なのでその積m1m2とも互いに素であり、再び結合でき、以下kまで同様である。明示的な和x≡∑i=1kaiMiyi(modM)もまったく同じ理由で任意のkに対して直接機能することに注意せよ:Mi=M/miはmiと互いに素なので逆元yiが存在し、j=iなるすべての項はMjの因数としてmiを含む。■
ステップごとの証明
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