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定理証明済み

オイラーの規準

内容

奇素数 pp と gcd⁡(a,p)=1\gcd(a,p)=1 に対し (ap)≡ap−12(modp)\left(\dfrac{a}{p}\right) \equiv a^{\frac{p-1}{2}} \pmod{p} が成り立つ。すなわち、aa が pp を法とする平方剰余であることと a(p−1)/2≡1(modp)a^{(p-1)/2} \equiv 1 \pmod p は同値である。

なぜ正しいのか?

「ある xx の平方が aa になるか」という存在問題を、単一のべき乗のmod計算に置き換える。これによりルジャンドル記号が計算可能かつ乗法的になる。

証明の概略

(Z/pZ)∗(\mathbb{Z}/p\mathbb{Z})^{*} は位数 p−1p-1 の巡回群である(素数を法とする標準的な事実)ので、原始根 gg を一つ固定し a≡gk(modp)a \equiv g^k \pmod p(0≤k≤p−20 \le k \le p-2)と書く。pp を法とする平方剰余はちょうど gg の偶数乗である:a=g2ma=g^{2m} なら x=gmx=g^m が x2≡ax^2\equiv a を満たし、逆にすべての平方 x2=(gj)2=g2jx^2=(g^j)^2=g^{2j} は偶数乗である。したがって aa が平方剰余であることは kk が偶数であることと同値である。

次に a(p−1)/2≡gk(p−1)/2(modp)a^{(p-1)/2} \equiv g^{k(p-1)/2} \pmod p を計算する。kk が偶数のとき k=2mk=2m と書けば、フェルマーの小定理より gk(p−1)/2=gm(p−1)=(gp−1)m≡1m=1(modp)g^{k(p-1)/2}=g^{m(p-1)}=(g^{p-1})^m\equiv 1^m=1\pmod p となり、剰余の場合と一致する。

kk が奇数のとき、gk(p−1)/2g^{k(p-1)/2} は gk(p−1)=(gp−1)k≡1(modp)g^{k(p-1)}=(g^{p-1})^k\equiv 1\pmod p の平方根なので a(p−1)/2≡±1a^{(p-1)/2}\equiv \pm 1 である。これが 11 になることはない:もしそうなら gg の位数が k(p−1)/2k(p-1)/2 を割り切る必要があるが、ord⁡(g)=p−1\operatorname{ord}(g)=p-1 であり kk が奇数だと (p−1)/2(p-1)/2 自体が倍数でない限り k(p−1)/2k(p-1)/2 は p−1p-1 の倍数にならず、gg が正確に位数 p−1p-1 の原始根であることに矛盾する。よって kk が奇数のときちょうど a(p−1)/2≡−1(modp)a^{(p-1)/2}\equiv -1\pmod p、すなわち aa が非剰余のときちょうどこれが成り立つ。

両方の場合をまとめると:a(p−1)/2≡1(modp)a^{(p-1)/2}\equiv 1\pmod p であることは aa が平方剰余であることと同値であり、そうでなければ ≡−1\equiv -1 となる。これはまさに (ap)≡ap−12(modp)\left(\dfrac{a}{p}\right) \equiv a^{\frac{p-1}{2}} \pmod{p} の主張である。

この定理を使うトピック

ステップごとの証明

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参考文献

  1. Wikipedia contributors (2024). Quadratic reciprocity
  2. Kenneth Ireland, Michael Rosen (1990). A Classical Introduction to Modern Number Theory