第5問
を正整数とする。整数を成分とする 個組 と の組が「exquisite」であるとは、 が成り立つことをいう。整数を成分とする相異なる 個組であって、そのうちどの二つも exquisite な組をなすようなものの最大個数を求めよ。
詳しい解説
と仮定する。 の中で唯一の非零成分が位置 にある組は高々二つである(三つあれば同符号の二つが強制され となり exquisite に反する);それらを除去し、残った組のうち 番目の座標が負のものは符号を反転する(これは exquisite 性を保つ)。残った少なくとも 個の組のうち、二つが最初の 個の座標を共有する(このとき )か、あるいはそれらの 個組への切り詰めに補題を適用すると となる二つが得られる。いずれの場合も、 番目の座標の正の寄与 を加えると内積の合計は少なくとも となり、exquisite の仮定に矛盾する。したがって であり、 について総和を取ると となるので、互いに exquisite な組の最大個数は であり、構成と一致する。