MathLabs

第5問

整数係数の多項式 P(x)P(x) で、任意の実数 ss, tt に対して、P(s)P(s) と P(t)P(t) がともに整数ならば P(st)P(st) も整数となるものをすべて求めよ。
ステップ 1/8: 平行移動と符号で正規化する
P(0)∈Z;deg⁡P=0⇒P is constant;deg⁡P=n≥1: P(x)⟼±(P(x)−P(0)),P(x)=∑i=1naixi, an>0P(0)\in\mathbb Z;\quad \deg P=0\Rightarrow P\text{ is constant};\quad \deg P=n\ge1:\ P(x)\longmapsto \pm\big(P(x)-P(0)\big),\quad P(x)=\sum_{i=1}^n a_ix^i,\ a_n>0
詳しい解説

PP は整数係数なので P(0)P(0) は自動的に整数である。PP が定数なら、それはすでに整数定数であり最後の族に含まれるので、deg⁡P=n≥1\deg P=n\ge1 と仮定してよい。PP が上記の性質をもてば、任意の整数 kk に対して P(x)+kP(x)+k と −P(x)-P(x) もその性質をもつので、整数性の仮定は変わらない。そこで PP を ±(P(x)−P(0))\pm\big(P(x)-P(0)\big) に置き換え、P(0)=0P(0)=0 かつ P(x)=∑i=1naixiP(x)=\sum_{i=1}^n a_ix^i の最高次係数 ana_n が正であるとしてよい。P(x)=xnP(x)=x^n を示せば十分である。