MathLabs

第3問

正四面体の各頂点から外接球の中心までの距離の和は、これらの頂点から空間内の他のどの点までの距離の和よりも小さいことを証明せよ。
ステップ 3/6: 遠い対 C,DC,D について PP と P′P' を比較する
ざっくり言うと

これは、直線に触れる最短経路を求めるときに使う反射のテクニックと同じである。折れ線 P→C→DP\to C\to D を「展開」することで、不等式が通常の三角不等式に変わる。

PC+PD≥P′C+P′DPC+PD\ge P'C+P'D
詳しい解説

Π⊥CD\Pi\perp CD が XX で成り立つため、線分 PP′PP' は CDCD に平行であり、したがって P,P′,C,DP,P',C,D は同一平面上にある。直線 PP′PP' に関して CC を対称移動した点を C′C' とすると PC=PC′PC=PC' であり、三角不等式 PC′+PD≥C′DPC'+PD\ge C'D の等号は P,C′,DP,C',D が一直線上にある(すなわち P=P′P=P')ときに限る。P′∈ΠP'\in\Pi より P′C=P′DP'C=P'D なので C′D=P′C′+P′D=P′C+P′DC'D=P'C'+P'D=P'C+P'D となり、PC+PD≥P′C+P′DPC+PD\ge P'C+P'D を得る。