第2問
とし、()と定める。任意の正の整数について、方程式の根がすべて実数で、互いに異なることを証明せよ。
ざっくり言うと
次数の多項式方程式は高々個の根しか持たない。直接構成によってちょうど個の相異なる実根を見つけることは、すべての根が実数で互いに異なり、何も取りこぼしがないことを示す最も明快な方法である。
詳しい解説
を1回適用するたびに最高次の項の次数が2倍になるので、の次数はであり、は次数の多項式方程式である(次数についての帰納法で確認できる)。したがって、重複度を込めても高々個の根しか持たない。一方、ステップ5では、この方程式を満たす相異なる実数値がちょうど個存在することを示した。ゆえに、の個の根はすべて網羅されており、実数で、しかも互いに異なる。