第2問
非二等辺三角形 の辺を 、、 とし、辺 は頂点 の対辺であるとする。 を辺 の中点とし、 を三角形 の内接円が辺 に接する点とする。 を角 の内角の二等分線に関して対称移動した点を とする。直線 、、 が一点で交わることを証明せよ。
ざっくり言うと
非二等辺という仮定はまさにここで必要となる。これは解答全体でこの仮定が使われる唯一の箇所であり、本質的である——正三角形の場合、二つの円は一致してしまい、この議論は成り立たなくなる(その場合、共通の中心で自明に共点となる)。
詳しい解説
はすべて内接円 上にある(ステップ1)ので、半径 の が の外接円である。中点三角形 の外接円は の九点円であり、その半径は を の外接半径として である。オイラーの不等式は を与え、等号は正三角形のときのみ成り立つ。 は明示的に非二等辺三角形(したがって正三角形でもない)なので、 が真の不等号で成り立ち、 となる。