MathLabs

第3問

整数係数多項式 P(x)=a0+a1x+⋯+akxkP(x)=a_0+a_1x+\cdots+a_kx^k に対し、奇数である係数の個数を w(P)w(P) とする。i=0,1,2,…i=0,1,2,\ldots に対して Qi(x)=(1+x)iQ_i(x)=(1+x)^i とおく。0≤i1<i2<⋯<in0\le i_1<i_2<\cdots<i_n ならば、w(Qi1+Qi2+⋯+Qin)≥w(Qi1)w(Q_{i_1}+Q_{i_2}+\cdots+Q_{i_n})\ge w(Q_{i_1}) を証明せよ。
ステップ 3/4: 2 の冪の境界の上下に分ける
ざっくり言うと

次数 mm より下と mm より上は別の棚にある。係数が消えるのは二つの奇の寄与が対になるときだけなので、下の二つの記述を合わせれば AA の奇係数をすべて覆う。

w(A+B)+w(B)≥w(A)w(A+B)+w(B)\ge w(A)
詳しい解説

i1<mi_1<m なら、ir<m<ir+1i_r<m<i_{r+1} となる rr をとり、A=Qi1+⋯+QirA=Q_{i_1}+\cdots+Q_{i_r} とし、残りを (1+x)mB(1+x)^mB と書く。deg⁡A,deg⁡B<m\deg A,\deg B<m である。mod 22 では全体は A+B+xmBA+B+x^mB となり、次数範囲は交わらないから w(Q)=w(A+B)+w(B)w(Q)=w(A+B)+w(B)。また F2\mathbb F_2 で A=(A+B)+BA=(A+B)+B なので、AA の奇係数は少なくとも A+BA+B または BB の一方で奇であり、w(A+B)+w(B)≥w(A)w(A+B)+w(B)\ge w(A)。