頂点を複素座標 a,b,c,d に置き、z=(b−c)(a−d)(a−b)(c−d) と定める。直接展開すると (a−b)(c−d)+(b−c)(a−d)=(a−c)(b−d) なので、z+1=(b−c)(a−d)(a−c)(b−d) である。偏角が ∡BAC,∡CBD,∡DCA,∡ADB である四つの複素商の積は、実数符号を除けば (z+1)2/z=z+2+1/z となる。よって四角の和が 180∘ を法として 0 であることと z+1/z が実数であることは同値である。z=x+iy と書くとこの式の虚部は y(1−1/∣z∣2) だから、これは z∈R または ∣z∣=1 のとき、またそのときに限り成り立つ。前者は通常の複比による A,B,C,D の共円条件であり、後者は ∣a−b∣∣c−d∣=∣b−c∣∣a−d∣、すなわち AB⋅CD=BC⋅DA という準調和条件である。