最初の不等式は標準的な事実 ∑x2≥∑xy\sum x^2\ge\sum xy∑x2≥∑xy であり、二番目は xy+yz+zxxy+yz+zxxy+yz+zx を xyzxyzxyz 倍の ∑1x\sum\frac1x∑x1 に変える。xyz≥1xyz\ge1xyz≥1 はまさにその量を ∑1x\sum\frac1x∑x1 以上に保つために必要な仮定である。
不等式 x2+y2+z2≥xy+yz+zxx^2+y^2+z^2\ge xy+yz+zxx2+y2+z2≥xy+yz+zx はすべての実数で成り立つ(12[(x−y)2+(y−z)2+(z−x)2]≥0\frac12\left[(x-y)^2+(y-z)^2+(z-x)^2\right]\ge021[(x−y)2+(y−z)2+(z−x)2]≥0 と同値である)。また恒等的に xy+yz+zx=xyz(1z+1x+1y)xy+yz+zx=xyz\left(\frac1z+\frac1x+\frac1y\right)xy+yz+zx=xyz(z1+x1+y1) であり、xyz≥1xyz\ge1xyz≥1 かつ 1x+1y+1z>0\frac1x+\frac1y+\frac1z>0x1+y1+z1>0 なので xyz(1x+1y+1z)≥1x+1y+1zxyz\left(\frac1x+\frac1y+\frac1z\right)\ge \frac1x+\frac1y+\frac1zxyz(x1+y1+z1)≥x1+y1+z1 が成り立つ。この二つをつなげると前のステップの不等式が得られ、ステップ3により証明が完了する。等号は x=y=z=1x=y=z=1x=y=z=1 で成立する。