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第5問

正の整数全体から正の整数全体への関数 ff で、任意の正の整数 aa、bb に対して、辺の長さが aa, f(b)f(b), f(b+f(a)−1)f(b+f(a)-1) である退化しない三角形が存在するようなものをすべて求めよ。(三角形が退化しないとは、その頂点が一直線上にないことをいう。)
ステップ 1/4: f(1) = 1 であり f は対合である
ざっくり言うと

三角不等式において長さ1の辺が最も制約が強いため、a=1を試すとf(1)が定まり、その後b=1を試すとfは自分自身の逆写像になる。

f(1)=1,f(f(n))=n  for every nf(1)=1,\qquad f(f(n))=n\ \text{ for every } n
詳しい解説

a=1a=1 とすると、辺 1,f(b),f(b+f(1)−1)1,f(b),f(b+f(1)-1) を持つ三角形において、残り二辺の差は第三辺 11 より小さい。f(b)f(b) と f(b+f(1)−1)f(b+f(1)-1) は整数なので、すべての bb で両者は等しくなければならない。f(1)>1f(1)>1 なら N=f(1)−1≥1N=f(1)-1\ge1 とおくと、すべての bb で f(b)=f(b+N)f(b)=f(b+N) となり ff は周期 NN の周期関数となるため有界(例えば f≤Bf\le B)である。しかし bb を固定し aa を任意に大きく取ると、元の条件は a<f(b)+f(b+f(a)−1)≤2Ba<f(b)+f(b+f(a)-1)\le 2B を要求し、aa が大きいと不可能である。よって f(1)=1f(1)=1。次に b=1b=1 とすると、辺 n,f(1)=1,f(1+f(n)−1)=f(f(n))n,f(1)=1,f(1+f(n)-1)=f(f(n)) を持つ三角形において、再び二辺(nn と f(f(n))f(f(n)))の差が第三辺 11 より小さくなり、整数であることから、すべての nn で f(f(n))=nf(f(n))=n を得る。