MathLabs

第5問

6個の箱 B1,B2,B3,B4,B5,B6B_1,B_2,B_3,B_4,B_5,B_6 には最初それぞれ1枚のコインが入っている。種類1の操作では、1≤j≤51\le j\le5 を満たす空でない箱 BjB_j を選び、コインを1枚取り出して Bj+1B_{j+1} に2枚加える。種類2の操作では、1≤k≤41\le k\le4 を満たす空でない箱 BkB_k を選び、コインを1枚取り出し、(空でもよい)箱 Bk+1B_{k+1} と Bk+2B_{k+2} の中身を交換する。有限回の操作によって B1,B2,B3,B4,B5B_1,B_2,B_3,B_4,B_5 を空にし、B6B_6 にちょうど 2010201020102010^{2010^{2010}} 枚のコインを入れられるか判定せよ。ここで abca^{b^c} は a(bc)a^{(b^c)} を意味する。
ステップ 2/5: 複合操作で指数が生じる
(k,n,0,0)→(k−1,2n,0,0)(k≥1,n>0)(k,n,0,0)\to(k-1,2^n,0,0)\qquad(k\ge1,n>0)
詳しい解説

状態 (k,n,0,0)(k,n,0,0) の最後の3箱を考える。この3箱の最初の箱で種類1を行い、次の箱で種類1を行って空にする操作を繰り返すと、各巡回は最初の箱のコインを1枚消費し、3番目の箱の枚数を2倍にする。したがって (n,0,0)→(n−1,2,0)→(n−1,0,4)→(n−2,4,0)→(n−2,0,8)→⋯→(1,0,2n)(n,0,0)\to(n-1,2,0)\to(n-1,0,4)\to(n-2,4,0)\to(n-2,0,8)\to\cdots\to(1,0,2^n) となる。次にこの3箱の最初の箱で種類2を行うと (0,2n,0)(0,2^n,0) になり、直前の箱で種類2を行えば (k−1,2n,0,0)(k-1,2^n,0,0) を得る。取り出す箱は常に空でないので、すべて合法である。