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第4問

n>0n>0 を整数とする。天秤と、重さが 20,21,…,2n−12^0,2^1,\dots,2^{n-1} である nn 個のおもりが与えられている。nn 個のおもりを一つずつ天秤に載せていくとき、右の皿が左の皿より重くなることが決してないようにしたい。各段階で、まだ載せていないおもりを一つ選び、左の皿か右の皿のいずれかに載せる操作を、すべてのおもりを載せ終わるまで続ける。このような載せ方の総数を求めよ。
ステップ 2/5: 2 のべき乗はそれより小さいべき乗すべての合計より常に重い
ざっくり言うと

1+2+⋯+2k−1=2k−11+2+\cdots+2^{k-1}=2^k-1 なので、新たに現れた最大記録の重りは、それより小さいものすべてを合わせたより常に重く、自分の乗った皿を必ず重い方にする。

2k>20+21+⋯+2k−12^k>2^0+2^1+\cdots+2^{k-1}
詳しい解説

任意の kk に対して 2k>20+21+⋯+2k−12^k>2^0+2^1+\cdots+2^{k-1} が成り立つ。左辺は 2k2^k に等しく、右辺は telescoping により 2k−12^k-1 になるからである。したがって、重り 2k2^k が置かれてそれまでの最大記録になった瞬間、それ以前に置かれた(必ずより小さい)重りの合計の絶対値は高々 2k−1<2k2^k-1<2^k である。もし 2k2^k が右皿に置かれれば、右皿は左皿を厳密に上回ってしまい禁止される。よって、ある重りが新たな最大記録になる瞬間には、必ず左皿に置かれなければならない。