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第2問

正の整数の三つ組 (a,b,c)(a,b,c) であって、ab−cab-c、bc−abc-a、ca−bca-b の三つの数がいずれも 22 のべき(22 のべきとは 2n2^n(nn は非負整数)の形の整数のこと)となるものをすべて求めよ。
ステップ 3/8: a=2a=2 の場合
ざっくり言うと

a=2a=2 なら三つの式は最後の積を除いて b,cb,c に関する線形式となり、その偶奇で二つの場合だけが残る。

a=2⟹(a,b,c)∈{(2,2,2),(2,2,3),(2,6,11)}a=2\quad\Longrightarrow\quad (a,b,c)\in\{(2,2,2),(2,2,3),(2,6,11)\}
詳しい解説

方程式は 2b−c=2m2b-c=2^m、2c−b=2n2c-b=2^n、bc−2=2pbc-2=2^p である。n≥1n\ge1 なので第二式から bb は偶数である。p=1p=1 なら bc=4bc=4 であり、2≤b≤c2\le b\le c から (b,c)=(2,2)(b,c)=(2,2) となる。p>1p>1 とする。bc=2p+2≡2(mod4)bc=2^p+2\equiv2\pmod4 で bb は偶数なので、b≡2(mod4)b\equiv2\pmod4、cc は奇数である。したがって 2b−c2b-c は奇数で、m=0m=0、2b−c=12b-c=1、すなわち c=2b−1c=2b-1 である。これを 2c−b=2n2c-b=2^n に代入して 3b=2n+23b=2^n+2、従って 3c=2n+1+13c=2^{n+1}+1 を得る。また bc−2=2pbc-2=2^p は (2n−1+1)(2n+1+1)=9(2p−1+1)(2^{n-1}+1)(2^{n+1}+1)=9(2^{p-1}+1) となる。ここで p≥np\ge n なので、この恒等式を 2n−12^{n-1} を法として見ると 1≡9(mod2n−1)1\equiv9\pmod{2^{n-1}}、従って n≤4n\le4 である。3b=2n+23b=2^n+2 において n=1n=1 は不可能であり、n=3n=3 も b=(2n+2)/3b=(2^n+2)/3 が整数でないため不可能である。よって n=2n=2 または 44 で、(b,c)=(2,3)(b,c)=(2,3) または (6,11)(6,11) となる。