f(a)=f(b) と仮定する。a と b を同じ大きな整数 m だけ移動しても f(a)=f(b) は保たれ(f(a+m)=f(a)−m=f(b)−m=f(b+m) より)、判別式 (a+m+1)2−4(b+m) は m について正の主係数をもつ二次式なので、m を十分大きくとれば非負になる。したがって最初から x+y=a+1、xy=b を満たす実数 x,y が存在すると仮定してよい。このとき原方程式より f(f(x)f(y))=f(xy)−f(x+y)=f(b)−f(a+1)=f(b)−(f(a)−1)=1(f(a)=f(b) を用いた)。u=f(x)f(y) に平行移動の恒等式を適用すると f(u+1)=f(u)−1=1−1=0 となり、ステップ3の唯一の零点より u+1=1、すなわち f(x)f(y)=0;再び唯一の零点より x=1 または y=1。x=1 なら y=b で x+y=1+b=a+1 より b=a;y=1 なら同様に a=b。いずれにせよ a=b となり、単射性が示された。