MathLabs

第5問

a1,a2,…a_1,a_2,\ldots を正の整数からなる無限列とする。ある整数 N>1N>1 が存在し、すべての n≥Nn\ge N について、数 a1a2+a2a3+⋯+an−1an+ana1\frac{a_1}{a_2}+\frac{a_2}{a_3}+\cdots+\frac{a_{n-1}}{a_n}+\frac{a_n}{a_1} が整数であるとする。ある正整数 MM が存在して、すべての m≥Mm\ge M で am=am+1a_m=a_{m+1} となることを証明せよ。
ステップ 4/8: 付値が vp(a1)v_p(a_1) に達すれば降下する
vp(ak)≥c=vp(a1)⟹c≤vp(an+1)≤vp(an)(n≥k)v_p(a_k)\ge c=v_p(a_1)\Longrightarrow c\le v_p(a_{n+1})\le v_p(a_n)\quad(n\ge k)
詳しい解説

p∣a1p\mid a_1 とし c=vp(a1)>0c=v_p(a_1)>0 とおく。ある k>Nk>N で vp(ak)≥cv_p(a_k)\ge c なら、帰納法により以後 vp(an)≥cv_p(a_n)\ge c かつ vp(an+1)≤vp(an)v_p(a_{n+1})\le v_p(a_n) である。次の付値が cc 未満なら TnT_n の第一項と第三項の付値は異なる(等しいと仮定すると vp(an)<cv_p(a_n)<c になり矛盾する)ので負の付値が一つだけ残る。また現在の付値より大きければ第三項だけが負になる。従って整数値の付値列は最終的に一定である。