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第5問

R>0\mathbb{R}_{>0} を正の実数全体の集合とする。すべての x,y∈R>0x,y\in\mathbb{R}_{>0} に対して x2+f(y)22≥f(x)+y2≥xf(y)\sqrt{\tfrac{x^2+f(y)^2}{2}}\ge\tfrac{f(x)+y}{2}\ge\sqrt{xf(y)} を満たす関数 f:R>0→R>0f:\mathbb{R}_{>0}\to\mathbb{R}_{>0} をすべて求めよ。
ステップ 4/4: 不動点の混在を排除して結論を得る
f(x)=x+D, f(y)=y, D>0 ⟹ ∣x−y∣>D ⟹ f(t)=t+D for all t>0f(x)=x+D,\ f(y)=y,\ D>0\ \Longrightarrow\ |x-y|>D\ \Longrightarrow\ f(t)=t+D\ \text{for all }t>0
詳しい解説

ff が恒等関数なら c=0c=0 で成り立つ;そうでなければ D>0D>0 であり、ある x>0x>0 で f(x)=x+Df(x)=x+D となる。ある y>0y>0 で f(y)=yf(y)=y となるとき、もし y<x≤y+Dy<x\le y+D なら (x,y)(x,y) における左側の不等式より x>x2+y22=x2+f(y)22≥f(x)+y2=x+(y+D)2≥xx>\sqrt{\tfrac{x^2+y^2}{2}}=\sqrt{\tfrac{x^2+f(y)^2}{2}}\ge\tfrac{f(x)+y}{2}=\tfrac{x+(y+D)}{2}\ge x となり矛盾し、もし x<y≤x+Dx<y\le x+D なら (y,x)(y,x) における右側の不等式より y>y+x2=f(y)+x2≥yf(x)=y(x+D)≥yy>\tfrac{y+x}{2}=\tfrac{f(y)+x}{2}\ge\sqrt{yf(x)}=\sqrt{y(x+D)}\ge y となりやはり矛盾する。したがって f(x)=x+Df(x)=x+D ならばすべての t∈[x−D,x+D]∩R>0t\in[x-D,x+D]\cap\mathbb{R}_{>0} で f(t)=t+Df(t)=t+D が強制され、この区間を段階的に広げることで R>0\mathbb{R}_{>0} 全体が覆われる。よって解は任意の定数 c≥0c\ge0 に対する f(x)=x+cf(x)=x+c に限られる。