定理証明済み
グリーンの定理
内容
を正の向きを持つ区分的に滑らかな境界曲線 を持つ領域とし、、 は を含む開領域上で連続な偏導関数を持つとする。このとき が成り立つ。
なぜ正しいのか?
右辺は の各点にわたって局所的な「循環密度」(2次元の回転)を足し合わせる。隣接する微小セルの内部循環は共有する辺に沿って打ち消し合い、外側の境界 に沿った循環だけが残る。
証明の概略
まず長方形 、 の場合に証明する。フビニの定理より かつ である。
これらはまさに の右辺と左辺に沿った の線積分、および上辺と下辺に沿った の線積分であるから、 となり、長方形の場合の定理と一致する。
一般の領域 については、 を覆う細かい格子状の小長方形で近似する。各小片に長方形の場合を適用して、すべての小片について和をとる。隣接する二つの小片が共有する内部の辺は、それぞれの境界によって互いに逆向きに一度ずつたどられるため、その共有辺に沿った二つの線積分の寄与は完全に打ち消し合う。
打ち消し合った後に残るのはまさに外側の境界 に沿った線積分であり、一方で小長方形上の二重積分の和は格子を細かくするにつれて に収束するので、 に対する等式が証明される。
この定理を使うトピック
ステップごとの証明
この定理のステップごとの証明はまだありません。
参考文献
- Jerrold E. Marsden, Anthony J. Tromba (2012). Vector Calculus
- H. M. Schey (2005). Div, Grad, Curl, and All That: An Informal Text on Vector Calculus
- Tom M. Apostol (1969). Calculus, Vol. 2: Multi-Variable Calculus and Linear Algebra with Applications