定理証明済み
頂点を共有する三角錐の体積比の定理
内容
三角錐 S.ABC とその3本の側稜上の点 A′∈SA, B′∈SB, C′∈SC が与えられたとき、三角錐 S.A′B′C′ は VS.ABCVS.A′B′C′=SASA′⋅SBSB′⋅SCSC′ を満たす。
なぜ正しいのか?
頂点から出る三つの点をそれぞれの辺に沿って独立に動かすことは、三つの異なる方向にピラミッドを独立に伸縮させることに相当する。したがって体積は、三つの独立な伸縮率の積に比例して変化するはずである。ちょうど直方体の三辺を独立に伸縮させると、その体積が三つの伸縮率の積倍になるのと同じである。
証明の概略
頂点 S を原点とし、u=SA、v=SB、w=SC とする。共通の頂点から出る三つの辺ベクトルが張る四面体の体積はスカラー三重積により VS.ABC=61∣u⋅(v×w)∣ で与えられる。
A′∈SA、B′∈SB、C′∈SC なので、SA′=k1u、SB′=k2v、SC′=k3w(ここで k1=SASA′、k2=SBSB′、k3=SCSC′)と書ける。このとき VS.A′B′C′=61(k1u)⋅((k2v)×(k3w)) である。
スカラー三重積は三重線形(三つのベクトル引数それぞれについて線形)なので、(k1u)⋅((k2v)×(k3w))=k1k2k3(u⋅(v×w)) となる。両辺の絶対値をとり6で割ると VS.A′B′C′=k1k2k3⋅VS.ABC が得られ、これはまさに VS.ABCVS.A′B′C′=SASA′⋅SBSB′⋅SCSC′ に書き直せる。
ステップごとの証明
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