定理証明済み
三角形の重心のベクトル恒等式
内容
点 G が △ABC の重心であることの必要十分条件は GA+GB+GC=0 であり、同値な条件として平面上の任意の基準点 O に対して OG=31(OA+OB+OC) が成り立つ。
なぜ正しいのか?
三つの頂点 A、B、C に等しい単位質量を置くと、ベクトル GA、GB、GC は G から各頂点への引力を表す。それらの和が 0 になるのは、まさに G が重心(質量中心)であるときである。
証明の概略
辺 BC の中点を M とする。M は BC を二等分するから、二つのベクトル MB と MC は同じ長さで逆向きとなり、MB+MC=0 である。G から M を経由する三角形の法則より、GB+GC=(GM+MB)+(GM+MC)=2GM が成り立つ。
△ABC の中線の性質より、重心 G は中線 AM 上にあり頂点から 2:1 の比に内分するから、GA=−2GM である。
二つの関係式を足し合わせると GA+GB+GC=−2GM+2GM=0 となる。最後に任意の点 O に対して GA=OA−OG(B と C も同様)と書き換えれば (OA+OB+OC)−3OG=0、すなわち OG=31(OA+OB+OC) が得られる。
ステップごとの証明
この定理のステップごとの証明はまだありません。