MathLabs

第2問

nn と rr を 1≤r≤n1 \le r \le n を満たす整数とし、集合 {1,2,…,n}\{1,2,\dots,n\} の rr 個の要素からなるすべての部分集合、すなわち (nr)\binom{n}{r} 個の部分集合を考える。それぞれの部分集合には最小の要素がある。これらの最小要素の相加平均を F(n,r)F(n,r) とする。F(n,r)=n+1r+1.F(n,r) = \frac{n+1}{r+1}. を証明せよ。
ステップ 3/5: 2通りの数え上げを一致させる
∑k=1nk(n−kr−1)=∑k=1n(k1)(n−kr−1)=(n+1r+1)\sum_{k=1}^{n} k\binom{n-k}{r-1} = \sum_{k=1}^{n}\binom{k}{1}\binom{n-k}{r-1} = \binom{n+1}{r+1}
詳しい解説

ステップ2で数えた文字列を、2番目の 11 のすべての位置 k+1k+1 について足すと、長さ (n+1)(n+1) で r+1r+1 個の 1 を含む各文字列をちょうど1回数えるので、合計は (n+1r+1)\binom{n+1}{r+1} となる。一方、項ごとに見ると、この和は ∑kk(n−kr−1)\sum_k k\binom{n-k}{r-1} と一致する。これはステップ1の和であり、(k1)=k\binom{k}{1}=k だからである。