作図可能な正多角形(ガウス–ヴァンツェルの定理)
解決済み、1837年幾何学代数学
問題の内容
理想的なコンパスと目盛りのない定規のみを用い、有限回の操作によって正 角形が作図可能となるような整数 をすべて決定せよ。
カール・フリードリヒ・ガウスは1796年3月30日に正 角形が作図可能であることを発見し、1801年の『算術研究』(Disquisitiones Arithmeticae)第7章において、 が のべき乗であるとき——すなわち相異なるフェルマー素数 を用いて と表されるとき——正 角形が作図可能であることを証明した。ガウスはこの条件が必要条件でもあると明言していたが、その必要性の完全な証明は1837年にピエール・ローラン・ヴァンツェルが円分体 の次数 の条件を証明したことで完結した。
代数的条件 によって作図可能性はフェルマー素数の問題に完全に帰着されたが、既知の5つのフェルマー素数 , , , , のほかにフェルマー素数が存在するかどうかは数論における有名な未解決問題であり、そのため奇数の辺を持つ作図可能な正多角形は現在 個しか知られていない。一方、作図道具を拡張して角の三等分(目盛り付き定規によるネウシス作図、円錐曲線の交点、または折り紙)を許すと、アンドリュー・M・グリーソン(1988年)が示したように、正 角形が作図可能であるための必要十分条件は各 を の形の相異なるピアポン素数として と表されることとなり、正 角形、正 角形、正 角形なども作図可能になる。
参考文献
- Carl Friedrich Gauss (1801). Disquisitiones Arithmeticae
- Pierre Laurent Wantzel (1837). Recherches sur les moyens de reconnaître si un problème de géométrie peut se résoudre avec la règle et le compas
- Andrew M. Gleason (1988). Angle trisection, the heptagon, and the triskaidecagon · DOI:10.1080/00029890.1988.11971989