定理証明済み
ゲーデルの第二不完全性定理
内容
第一不完全性定理の仮定を満たす無矛盾な形式体系 について、 を「 の中に矛盾の証明は存在しない」ことを表す算術命題とする。このとき は を証明できない。
なぜ正しいのか?
第一不完全性定理を証明する議論全体は の内部で実行・検証することができ、(第一定理の命題 )が得られる。もし が も証明できれば、 も証明できることになり、第一定理と矛盾する。したがって、十分強力で無矛盾な体系は、自分自身の無矛盾性を内部から証明することはできない。
証明の概略
第一不完全性定理の証明全体を、 自身の中で導出できる算術的主張の列として形式化する(証明可能性述語 がヒルベルト・ベルナイスの証明可能性条件を満たす必要があり、注意を要する)。これにより が得られる。第一定理により(無矛盾性を仮定すると) なので、 が従う。
この定理を使うトピック
関連する定理
ステップごとの証明
この定理のステップごとの証明はまだありません。
参考文献
- Kurt Gödel (1931). Über formal unentscheidbare Sätze der Principia Mathematica und verwandter Systeme I · DOI:10.1007/s00605-006-0423-7
- Martin Davis (ed.) (1965). The Undecidable