公理公理系から独立
選択公理
内容
空でない集合からなる任意の族 に対して、選択関数 が存在し、 がすべての について成り立つ。すなわち、 が無限であり、選び方の明示的な規則が与えられていなくても、族の各集合から一つずつ元を同時に選び出すことができる。
なぜ正しいのか?
有限個の空でない集合であれば、各集合から一つずつ元を選ぶことは全く自明である。選択公理は、この一見自明な能力を、任意の(非可算であっても構わない)集合族へと拡張するものであり、選び方を統一的に指定する規則は一切要求しない。
証明の概略
クルト・ゲーデル(1938年)は構成可能な宇宙 を構築した。これは AC が成り立つ ZF のモデルであり、 が ZF に対して相対的に無矛盾であることを示す。ポール・コーエン(1963年)はフォーシング法を発明して のモデルを構築し、AC が ZF だけからは導出できないことを示した。この二つの結果によって、AC が ZF から独立であることが確立された。
この定理を使うトピック
関連する定理
ステップごとの証明
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参考文献
- Kurt Gödel (1940). The Consistency of the Continuum Hypothesis · DOI:10.1515/9781400881635
- Paul J. Cohen (1963). The Independence of the Continuum Hypothesis