MathLabs

ウェアリングの問題

解決済み、1909年算術と数論
問題の内容

任意の整数指数 k≥1k \ge 1 に対してある有限の数 g(k)g(k) が存在し、すべての正の整数 n≥1n \ge 1 は高々 s≤g(k)s \le g(k) 個の非負の kk 乗数の和 n=x1k+x2k+⋯+xskn = x_1^k + x_2^k + \dots + x_s^k として表される。

1770年にエドワード・ウェアリングが提唱した問題に対し、ダフィット・ヒルベルトは1909年、単位球面上の 2525 重積分から導かれる多項式恒等式を用いてすべての kk に対する g(k)g(k) の存在(ヒルベルト・ウェアリングの定理)を証明した。1920年代にはG・H・ハーディとJ・E・リトルウッドが解析的な円周法を開発して定量的評価と十分大きい整数に必要な kk 乗数の個数 G(k)G(k) を研究し、後にI・M・ヴィノグラードフ、華羅庚、トレヴァー・ウーリーらによって改良された。

2k⌊(3/2)k⌋−12^k \lfloor (3/2)^k \rfloor - 1 のような小さな整数は 1k1^k と 2k2^k しか使えないため、J・A・オイラーは1772年にすべての kk に対して g(k)=2k+⌊(3/2)k⌋−2g(k) = 2^k + \lfloor (3/2)^k \rfloor - 2 が成り立つと予想した(これは {(3/2)k}>1−(3/4)k\{(3/2)^k\} > 1 - (3/4)^k とならない限り成立し、既知のすべての値で正しい)。より本質的な漸近的量 G(k)G(k)(十分大きいすべての整数に対する最小個数)は G(2)=4G(2) = 4 と G(4)=16G(4) = 16(ダヴェンポート、1939年)しか正確な値が分かっておらず、4≤G(3)≤74 \le G(3) \le 7 でさえ未解決である。

参考文献

  1. David Hilbert (1909). Beweis für die Darstellbarkeit der ganzen Zahlen durch eine feste Anzahl n-ter Potenzen (Waringsches Problem) · DOI:10.1007/BF01450405
  2. R. C. Vaughan, Trevor D. Wooley (2002). Waring's problem: a survey