定理証明済み
ネーターの定理
内容
ラグランジアン で記述される物理系を考える。その作用は であり、座標 の連続な1パラメータ変換族(連続対称性)のもとで不変であるとする。このとき、オイラー・ラグランジュ方程式のあらゆる解に沿って保存される対応する量 が存在する。すなわち 。
なぜ正しいのか?
物理法則のあらゆる連続対称性は、その内部に保存則を隠し持っている。すべての時計を同じだけ進めても物理法則が変わらないなら(時間並進対称性)エネルギーが保存される。すべての位置を同じベクトルだけずらしても変わらないなら(空間並進対称性)運動量が保存される。系全体を回転させても変わらないなら(回転対称性)角運動量が保存される。ネーターの定理は、『この変換に物理法則は関知しない』を『この量は決して変化しない』に変換する精密な辞書である。
証明の概略
曲線族 を、パラメータ の対称性変換を解 に施すことで得るものとし、 とする。作用の不変性は、任意の解に対し を意味する。この微分を展開し、 を含む項を部分積分すると、境界項とオイラー・ラグランジュ式に比例する項に分かれ、後者は解の上で消える。残るのはまさに解に沿った であり、これにより が保存量として同定される。ここで は対称性の生成子である。
提示者
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ステップごとの証明
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参考文献
- Emmy Noether (1918). Invariante Variationsprobleme
- Herbert Goldstein, Charles P. Poole, John L. Safko (2002). Classical Mechanics