解法: ガウス=ヴァンツェルの定理:円分体による正多角形の作図可能性
ざっくり言うと
に対する議論の中で本当に という数自体に依存する部分は何もなかった——使ったのはただ、 が次数 (これは の冪である)の円分方程式を満たし、それによって根を繰り返し半分に分けていけたという事実だけである。まったく同じ検定を任意の に対して行うことができる: を計算し、それが の冪であるかどうかを確かめればよい。
オイラーのトーシェント関数 は、 から までの整数のうち と公約数を持たないものの個数を数える。これはまさに、正 角形が帰着する代数の次数である。
詳しい解説
正 角形が定規とコンパスで作図可能であるのは、まさに1の原始 乗根 が作図可能な複素数であるとき、同値に が作図可能であるときである。 上の の最小多項式は 次の円分多項式であり、次数は (オイラーのトーシェント関数、 から までのうち と互いに素な整数の個数)であるから、 となる。
に用いた議論はそのまま一般化される: が の冪であるときはいつでも、乗法群 (1のべき根同士の置換の仕方を支配する)の位数は の冪となり、位数 の群は常に、直前の半分の大きさの部分群からなる鎖を持つ。この部分群の鎖は、ステップ2〜3で使ったのとまさに同じ種類の入れ子になった周期を生み出し、 から までの二次拡大の塔を与え、したがって作図可能性が従う。
こうして『どの正多角形が作図可能か』という問いは、ただ1つの数論的関数に関する問いに完全に帰着する:どのような に対して は の冪になるのか。次のステップでは を因数分解することでこれに答える。
- オイラーのトーシェント関数
- から までの整数のうち と公約数を持たないものの個数。例えば は素数なので であり、(具体的には )である。