定理証明済み
ガウス・ボネの定理
内容
区分的に滑らかな境界 をもつ任意のコンパクト二次元リーマン多様体 について、ガウス曲率を 、 に沿う測地線曲率を 、各頂点での外角(回転角)を 、オイラー標数を とすると、 が成り立つ。とくに が境界をもたない閉曲面()ならば、 である。
なぜ正しいのか?
曲面 上の測地三角形 の内角の和は、その内部でのガウス曲率の積分 の分だけ からずれる。正の曲率(球面のように )は三角形を膨らませて内角の和を より大きくし、負の曲率()は三角形をすぼめて より小さくする。閉曲面 全体を三角形分割してすべての三角形の角過剰を足し合わせると、各頂点の周りの角の和は となって局所的な計量の詳細は完全に相殺し、 だけが残る。そのため曲面をどうへこませたり引き伸ばしたりしても、全曲率 は位相的なオイラー標数 に固定される。
証明の概略
をそれぞれ一つの座標近傍に含まれる曲辺三角形 に分割する。正規直交標構における接続形式にグリーンの定理を適用して得られる局所ガウス・ボネの公式により、内角 をもつ各三角形 は を満たす。頂点数 、辺数 (したがって )をもつ閉曲面 の全 個の三角形にわたって和をとると、内部の辺に沿う線積分は逆向きの対で相殺し、頂点の角の総和は となるため、 が得られる。
この定理を使うトピック
関連する定理
ステップごとの証明
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参考文献
- Manfredo P. do Carmo (1976). Differential Geometry of Curves and Surfaces
- Pierre Ossian Bonnet (1848). Mémoire sur la théorie générale des surfaces