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ステップ 3/7: 数 N の構成:一覧の素数をすべて掛けて1を足す
ざっくり言うと

一覧にある素数をすべて掛け合わせると、一覧のどの素数でも余りなくきれいに割り切れる大きな数が得られる。その積にたった 1 を加えることで、一覧にあるすべての素数の倍数の目盛りから同時に1だけずらした数を意図的に作り出すことができる。

N=p1p2⋯pn+1N = p_1 p_2 \cdots p_n + 1
詳しい解説

有限リスト L={p1,p2,…,pn}L = \{p_1, p_2, \dots, p_n\} から積 P=p1p2⋯pnP = p_1 p_2 \cdots p_n を定義し、整数 N=P+1=p1p2⋯pn+1N = P + 1 = p_1 p_2 \cdots p_n + 1 を作る。すべての素数は pi≥2p_i \ge 2 を満たし、リストには少なくとも一つの素数が含まれるため、積は P≥2P \ge 2 を満たし、したがって N=P+1≥3>1N = P + 1 \ge 3 > 1 であることが保証される。

ユークリッドの原文(第9巻命題20)では、DEDE を「A,B,CA, B, C によって測られる最小の数」(それらの最小公倍数であり、相異なる素数の場合は積 p1p2⋯pnp_1 p_2 \cdots p_n に等しい)とし、そこに単位 DF=1DF = 1 を加えて EF=NEF = N を得ている。この具体的な整数 N>1N > 1 を構成したところで、次は NN を LL の素数で割ったときにどうなるかを調べる。

このステップの用語
最小公倍数
与えられたリストのすべての数の倍数となっている最小の正の整数。相異なる素数のリストに対しては、単にそれらの積に等しい。
このステップで使う知識