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ステップ 6/7: 矛盾と結論:素数は無限に存在する
ざっくり言うと

ここで二つの事実を並べてみよう。素数 q は N を余り 0 で割り切るが、リスト L にある素数はどれも N を割ると余りが 1 になる。したがって、q はリスト内のどの素数でもあり得ない——完全だと主張されていたリストが取りこぼしていた素数を一つ捕まえたのである。

q∣N and (∀ pi∈L, pi∤N)  ⟹  q∉{p1,p2,…,pn}q \mid N \text{ and } (\forall\, p_i \in L,\ p_i \nmid N) \implies q \notin \{p_1, p_2, \dots, p_n\}
詳しい解説

ステップ4とステップ5を組み合わせる。ステップ5より NN を割り切る素数 qq(q∣Nq \mid N)が存在し、一方でステップ4よりリスト L={p1,p2,…,pn}L = \{p_1, p_2, \dots, p_n\} のどの素数 pip_i も NN を割り切らない(pi∤Np_i \nmid N)。結果として、いかなる i∈{1,…,n}i \in \{1, \dots, n\} に対しても qq は pip_i と等しくなり得ず、q∉Lq \notin L はリストに含まれない新しい素数であることがわかる。

もし最初に LL が存在するすべての素数の完全な一覧であると仮定していたなら、q∉Lq \notin L という素数の存在はその仮定と真っ向から矛盾する。nn は任意の有限な個数であったから、どのような有限のリストもすべての素数を含むことはできない。ユークリッドが第9巻命題20の最後で結論づけている通り、「したがって、素数はあらかじめ与えられたどのような個数の素数よりも多い」のである。

このステップで使う知識