ざっくり言うと
N 個のビー玉を 個ずつ袋に詰める場面を想像してみよう。積の部分 は余りなくちょうど整数個の袋に収まるため、最後の「+ 1」によって袋の外にビー玉が 1 個だけ余ることになる。つまり、N は で割り切れない。
詳しい解説
リスト から任意の素数 を一つ選ぶ。積 において をくくり出すと、 と書ける。ここで はリストの残りの素数の積である( のときは )。これを の定義に代入すると、 となる。
この等式は、 を で割ったときの商が整数 で余りが であることを表している。もし が を割り切る()ならば、 は も割り切るので、それらの差である も割り切らなければならない。ユークリッドの第9巻命題20の言葉を借りれば、その素数は「余りである単位 を測ることになり、不合理である」。なぜならすべての素数は であり、 のいかなる整数も を割り切ることはできないからである。したがって、すべての について である。
- 整除と余り
- ある整数 k に対して (余り0)となるとき、整数 d は整数 a を割り切る( と書く)という。 に対して となるとき、r は残った余りであり、d は a を割り切らない( と書く)。