張益唐(チョウ・エキトウ)
現地表記: 张益唐
活動期 1955年頃, 中国・上海
2013年、連続する素数間の間隔に対する初の有限な上界を証明し、双子素数予想への画期的な一歩を記した中国系アメリカ人の数論学者。
張益唐は上海で生まれた。文化大革命により学業を中断され、10年間肉体労働者として働いた後、1978年に北京大学に入学し、学士(1982年)と修士(1984年)を取得した。1985年に渡米しパデュー大学で博士課程に進み、1991年にモー・ツォンツェンの指導のもと博士号を取得したが、その後学術職を得るのに苦労し、会計士など数学以外の仕事を何年も続けた末、旧友の助けで1999年にニューハンプシャー大学の講師職を得た。
数学界の主流からほぼ外れた立場で、張は独力で研究を続けた。2013年、58歳で講師のままであった彼は「Bounded Gaps Between Primes」を『Annals of Mathematics』誌に投稿し、7000万未満の差を持つ素数の組が無限に存在することを証明した——素数間隔が無限にわたって際限なく増大するわけではないことを示す初めての証明であり、双子素数予想(素数でも素数であるものが無限に存在するという予想)への大きな前進であった。この上界はその後まもなく、ポリマス共同プロジェクトと、同年のジェームズ・メイナードによる独立したより柔軟なふるい法によって急速に改善された。
張の結果は、何十年もの無名の時期を経て、突然の国際的評価をもたらした。彼はニューハンプシャー大学で教授に昇進し、2015年にカリフォルニア大学サンタバーバラ校に移り、2014年にマッカーサー・フェローシップ、コール賞、ロルフ・ショック賞をすべて受賞した。
所属先: ニューハンプシャー大学, カリフォルニア大学サンタバーバラ校
中国, アメリカ合衆国